ZBP1は、できあがったZ型RNAにだけ結合する
NMR・CD・ITCで調べると、無修飾のRNAをZ型に変換できなかった
- 疑問・課題
- ZBP1はADAR1と同様にA型RNAをZ型に変換できると考えられてきたが、実験での確認はなかった。
- アプローチ
- ZBP1のZα1・Zα2ドメインと核酸の結合を、NMR・CD・ITCなどで調べた。
- 結果
- 二本鎖DNAはZ型にできたが、無修飾の(CpG)n RNAはZ型に変換できなかった。
- わかったこと
- ZBP1が感知するZ型RNAは、すでにZ型になりやすいものに限られる可能性がある。
- 残された課題
- ADAR1がZBP1を抑えるという競合モデルは、さらに検証が必要だ。
Highlights
ZBP1は無修飾のRNAをZ型に変換できず、A型に近い形で結合した。ADAR1のZαドメインとは性質が異なる。
原文
“but cannot convert A-RNA, instead binding it in an A-form-like mode.”Introduction
8-メチルグアニンで安定化したZ型RNAにはZBP1が結合した。酸化で生じる8-オキソグアニンはさらに強くZ型を安定化し、生理的な標的候補になりうる。
原文
“8-Oxoguanine is the most prevalent oxidative product upon exposure to ROS”Results
Lab Notes
- 発現系
- 大腸菌LOBSTR-BL21(DE3)で発現。15N標識はM9培地
- データ収集・解析
- Bruker 600 MHzで15N-HSQC滴定